2015年08月19日
一つ一つ乗り越えて


昨日スパーリングで、パンチでやられてしまった子がいました。
低学年なので、痛いだけでそんなに心配はいらないのですが
本人はうずくまってダウン
苦しくても泣いてもスパーリングの相手には必ず
「押忍、ありがとうございました」
は絶対です。
「次、できるならやって
できないなら無理しないで休んでていいから」
1、2年生くらいなら休ませましたが、4年生の男子なので本人に任せました。
ここはちょっと私の賭けでめげずに続けるか
メソメソ抜けてしまうか
少し前の彼だったらベソかいてやらなかったと思います。
が
昨日は違った(^-^)
構えて!始め!の号令を掛けて、チラッと見たら皆に混ざってスパーリングを続行していました。
しかもやられる前より強くなっている(@_@)
彼が入門して以来のナイスファイトでした。
今までで一番良かった\(^o^)/
帰りに彼に
「やられた後の方が強かったぞ。やられてカーッとなった?クソーって思った?」と聞いたら
彼は深くうなずきました。
目が前と違う。
「その気持ちだよ。それが大事だよ」
彼に足りなかったもの
怖さを跳ね返すような覇気
やっと一つ殻を破りました。
みんな、やられながら痛みを知り、優しく強くなっていきます。
それは大人も子供も一緒です(^-^)
初心者担当H